| 確かに三者三様なのである。にもかかわらず、三人を引き寄せたものがあると感じさせるものの正体は何だろうか。一つ、具体的な答えを挙げるとすれば、布の耳、布や衣の端に対する感性ではないかと思う。鈴木さんの四方耳織りのごとく、普通に仕立てれば隠れてしまうはずの耳や端、あるいはその始末へのそれぞれの心遣いは、衣が布や糸からできていること、布が糸からできていること、糸が繭や綿の実や植物の繊維や羊毛などからできていることがいつも意識されていることの現れであり、ひいては三人が、糸や布や衣の生命を惜しみながら、織る、編む、縫うといった仕事に取り組んでいるあかしではないかと私は考える。百年単位ではかろうじて姿を留めてきた布も、千年単位となるとほとんどが消え失せてしまうのだろう。染織品は他の工芸品と比べても時間の経過に耐えにくいものである。たとえ布そのものがやがて消えていったとしても、かつて存在した布や衣の記憶は、耳や端のような目立たぬところに何より糸や布の生命を感じ取る人々がいる限り、伝えられていくのではないかと思う。遠く離れたものともの、人と人の間に時空を越えて働く磁力を信じたい。 |
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| 林みちよ 作家略歴 |
| 1991 |
「U展」埼玉県立近代美術館 |
| 1992 |
朝日現代クラフト展奨励賞 |
| 1997 |
新装mon Sakataに於いて20周年記念「糸・布・衣展」浦京子・安藤明子・坂田敏子 |
| 1994 |
京都野外陶芸展 |
| 1996 |
BONSAIの器展('96-'98) |
| 1997 |
Galerie Satelite Espace Mariek(パリ/'98-'00) |
| 1998 |
日中陶芸家交流展(湖北省美術館・武漢) |
| 2000 |
朝日陶芸展
OBJECTS展(ニューヨーク) |
| 2001 |
FIVE CHESTER STREET SOUTHPORT(オーストラリア)
国内個展多数
(画廊椿・ギャラリー無境・ギャラリー田中・ギャラリー颯) |
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この頃、今頃
時々のうつろい、気配、変化していく形にフルフルと心ゆすられ、手が動きます。左手だけを200個、石を、蓮弁を、象の耳を作り続けていくうちに、自然界の事物の根源が多少なりとも見えてきます。 見えない主に常に畏敬の念をもち、生きとし生けるもの、心の縁に埋めて・・‥。 |
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| Isabelle ROUX 作家略歴 |
| 1954 |
ベルサイユに生まれる |
| 1975 |
アトリエ設立 |
| 1987 |
本格的にセラミストとして活動 |
| 1992 |
パリおよびフランス内外で個展、グループ展を続ける |
| 2000 |
ギャラリークリストフ デルクール(パリ・常設)
ギャラリーラフアイエット(パリ)「ノマード展」
『KENZO』パリ・ニューヨーク 店内装飾用に制作
年数回、パリおよびフランス内外個展・グループ展 |
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| Jean−Marie THUILIER 作家略歴 |
| 1952 |
フランス生まれ |
| 1973 |
アトリエAnnide-MARTIN(パリ)にてロクロを学ぶ('73-'74) |
| 1975 |
アトリエをSalle Argeles(オッ・トビレネー県)に開設 |
| 1981 |
個展・グループ展をフランス国内で開始する |
| 1993 |
アトリエ移転 |
| 1999 |
ギャラリーElement Terre(フランス南西部・ランド県) |
| 2000 |
ギャラリーMayorga(フランス南西部・アトランティツク県) |
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